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2024年11月30日

不妊治療と高齢出産

金融業界出身のHです。

2022年に体外受精や顕微授精といった人工授精が保険適用となったことにより、これら不妊治療により生まれた子供の数が増加しています。
日本産婦人科学会の報告によれば、不妊治療で生まれた子供の数は2023年度6.9万人となり、2011年比ほぼ3倍になりました。

医療費の自己負担を一定額で抑える「高額療養費制度」を併用すれば、収入状況によってさらに出費を減らすことも可能となり、今後さらにこれらの制度を活用する方が増えると思われます。

実際2023年度でいえば、全体の出生数は75.8万人と減り続けているわけですから、不妊治療で生まれる子供の比率はどんどん増加し、全体の10%に届くところまで来ています。

かつては高齢出産といえば、35歳以上で初めて出産することと定義されていましたが、今では40歳以上で出産する方も増え、当該不妊治療を受けられる方も40代が圧倒的に多いそうです。

女性の社会進出に伴い、婚姻や出産する年齢が高齢化することは当然ですし、こういった形で家族の選択肢が広がることは歓迎されるべきことと思われます。
願わくは、シングルマザーやシングルファーザーの方々が、もう少し経済面を含めて子育てしやすい環境が作れればさらに喜ばしいことなのでしょう。

私事で恐縮ですが、先日3人目の孫が生まれまして、母子ともに健康で家族で喜び合っております。
少子化の折から外国人を増やすことも短期的にはやむを得ないのかもしれませんが、やはり子供を増やすもしくは増やし易い環境を作ることの方が更に大切なのではないでしょうか。

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