社長ブログタイトルイメージ
昨今の高齢者問題を含めた
様々な社会問題
代表森角が迫ります。
昨今の高齢者問題を含めた
様々な社会問題
社長森角が切り込みます。
社長ブログ
タイトル罫線

「ナッジ理論」から学ぶ支援の設計力

2026年3月4日
社長の森角です。

先日、慶應義塾大学の小池智子准教授による「ナッジ理論」の講演に参加しました。

ナッジとは、選択の自由を保ちながら、望ましい行動を取りやすくする仕組みづくりのことです。
命令や強制ではなく、文字通り、そっと背中を押すような設計を指します。

講演で印象的だったのは、「人は常に合理的に行動するわけではない」という前提です。

多忙やストレスが重なる医療現場では、熟練の専門家であっても「分かっているのにできない」という現象が起きます。
ある研究では、放射線科医の83%が画像内の“ゴリラ”を見落としたといいます。
注意力には限界があるからこそ、個人の努力に頼りすぎない「仕組み」が必要なのです。

ナッジを設計する際のフレームワークとして紹介されたのが「EAST」です。
・Easy(簡潔に)
・Attractive(魅力的に)
・Social(社会的に)
・Timely(タイミング良く)

例えば、防護具を着用順に並べるだけで誤用を防ぐ。
あるいは「あなたをのため」ではなく「患者さんのため」と伝えることで手洗い率を向上させる。
これらは、強いるのではなく「自然にそうしたくなる」設計の力です。

私たちが向き合う「おひとりさま支援」の世界でも、心理的なハードルから動けなくなる場面が多くあります。
「終活を始めたいが何から手をつければいいか分からない」
「医療同意の話を後回しにしてしまう」など。

ここで必要なのは、不安を煽るのではなく、「自然に相談できる入り口」を整え、心のハードルを下げることです。
これこそがナッジの本質です。

連携先に対しても「お願い」ではなく、現場の負担が減る仕組みを提示し、「自然にALPに繋がる構造」を可視化していくことが重要だと再認識しました。

これからの支援に求められるのは、精神論ではなく「設計力」です。
ALPはこの視点を組織運営と支援の現場に活かし、真に寄り添う形を追求してまいります。
森角署名


<< 社長ブログに戻る

Contact us

タイトル罫線

まずはお気軽にご相談ください


アドバンスライフプランニング株式会社 
〒154-0004 東京都世田谷区太子堂1丁目12-39 三軒茶屋堀商ビル3階
 
(ALP株式会社)TEL:03-3410-3888 営業時間/9:00~18:00 定休日/土曜・日曜・祝日


・日本の医療の未来を考える会 会員
・一般社団法人 日本医療介護事業連合会 連携
・NPO法人 都民シルバーサポートセンター 正会員
・東京都指定 居住支援法人