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おひとりさま支援の最前線から
代表森角が想いを綴ります。
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本人の意思尊重か、安全の確保か

2026年6月1日
社長の森角です。

この仕事をしていると、「何が本当に正解なのか」と悩み続ける場面があります。
今回は、私が「支援のあり方」について深く考えさせられた、ある方の事例をお伝えします。

その方は、転倒して病院に搬送されました。
足腰が弱く、生活上の身体的リスクも高い状態でした。
私たちはすぐに支援に入り、まずはショートステイへ入居していただき、今後の生活の枠組みを整え始めました。
しかし、その後ご本人が強くこうおっしゃったのです。
「自宅に戻りたい」

地域包括支援センターの考え方として、本人の意思を尊重することは非常に重要です。
私もその考えは理解しています。
本人が「帰りたい」と望むなら、できる限りその意思を尊重したい。
それは、当然のことだと思います。

しかし、現実は厳しい。
私たちはリアルな現場を見ています。
身体の状態から考えても、自宅に戻れば再び転倒する可能性は高い。
最悪の場合、孤独死も十分にあり得る、そう感じていました。
だからこそ私は、有料施設への入居を強くおすすめしました。
少しでも安全に、少しでも長く生きていただきたかったからです。

しかし最終的には、本人の意思が尊重され、自宅へ戻ることになりました。
私たちの支援から離れ、ご自宅での生活が再開しました。
そして数週間後、その方はご自宅で孤独死されました。

地域包括支援センターの判断も間違いではなかったと思います。
本人の意思を尊重した、それは大切なことです。
そして私たちの判断も間違っていなかったと思っています。
安全面を考え、命を守ることを優先した。それもまた一つの支援です。

私は今でも、施設に入居して少しでも長生きしてほしかったと思っています。
そして、私たちを信頼してくださったその方が、「自分の財産を、自分が希望する団体へ寄付したい」という想いを実現させてあげたかった。

この仕事は、100人いれば100通りの支援があります。
何がその方にとって本当にベストなのか。いつも悩み、心を削られる思いがします。
支援とは、単に制度を当てはめることではありません。
本人の意思、安全、尊厳、人生観、そのすべての間で揺れながら、最善を探し続ける仕事です。

これからも私たちは、ご本人の権利擁護を軸にしながら、意思を尊重し、本当にその方のためになる支援を追求していきます。
そして最後に、「ありがとう」と言っていただける支援を続けていきたいと思います。
それが、ALPの使命です。
森角署名


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